マーケティングで「感動」は作れない

「ブラザー・ベア」(@川崎チネチッタ)監督:アーロン・ブレイズ/ボブ・ウォーカー
確かにこの作品は「政治的に正しく」「どんな客層が見ても大丈夫」なように作られてはいる。でも,この映画を構成するさまざまなパーツから私の心に連想されるのは「作為」のみであった。すでにディズニーは弁護士と会計士によって支配された帝国と化してしまったようだ。エンターテイメントの心をディズニーが取り戻すことはできるのだろうか。この作品を持ってフロリダ・スタジオを閉じてしまったディズニー。理由は「CGアニメが全盛となったため」だって。やっぱり何にもわかっちゃいなかったのか。Pixarが成功したのはCGのおかげではないことは誰もがわかっていることだと思ってたのに。(5点)